血糖値の正常値を知れば、糖尿病の予防と対策が始められます。

血糖値正常値

 

もう何年も健康診断を受けていなくて「普段お酒を飲み過ぎているし、脂っこいものばかり好きに食べているから、自分の血糖値はもしかしたら高いかもしれない…」と心配している方や、会社等の健康診断を受けて「血糖値が高めですね」と医師から言われた事のある方は、血糖値糖尿病というものには敏感になっている事と思います。

 

しかし意外とそんな方であっても、血糖値の正常値がいくつなのかを知らない方が多いのです。

 

血糖値を測定するにあたって、指標となる数値は何種類かあり、また検査機関によって多少の基準値は異なるのですが、世界において定められている血糖値に関する基準値は下記のとおりです。

 

【血糖値の正常値
糖尿病学会 欧米 厚生労働省
空腹時血糖値 110mg/dl未満 100mg/dl未満 100mg/dl未満
HbA1c 5.6%未満 5.6%未満 5.6%未満

 

糖尿病であるかどうかもこの基準値をもとに診断されるのですが、まず見て頂きたい数字が空腹時血糖値です。

 

つまり、何も食べていない(9時間以上)時の血糖値が110mg/dl未満であれば血糖値は正常値だと言えるのです。

 

糖尿病学会と厚生労働省とでは定めている基準値が異なりますが、110mg/dl未満と考えておけば問題ないでしょう。

 

空腹時血糖値が110mg/dl以上だと高血糖だと言えますし、仮に空腹時血糖が126mg/dl以上になってくるとかなりの確率で糖尿病が疑われるのですが、糖尿病かどうかを診断するためには空腹時血糖値だけでなく、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という値が用いられるのです。

 

近年ではHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値の方がより重視されています。


そもそも血糖値とは?なぜ健診で血糖値を測定するの?

血糖値正常値いくつ

 

私達が口にする炭水化物に含まれる糖質は、腸でブドウ糖に分解されて血液中に入り込みます。これがいわゆる「血糖」で、その量を現す数値が血糖値です。

 

1dl(デシリットル)に血液に含まれるブドウ糖の量(mg)が血糖値です。例えば血糖値が79mg/dlというのは、1dlの血液中に79mgのブドウ糖があるという事を指しています。

 

白米やパンなどの食事によって私達は糖質を摂取しますから、食後にぐんと血糖値が上がるのはこういう理由によるものです。

 

ブドウ糖は血液中に取り込まれて体を動かすエネルギーとして利用されるので本来は生命維持に欠かせないものなのですが、体内のインスリンが不足するなどの理由で、血液中に余分な血糖が過剰にあふれだしてしまった状態を高血糖と呼ぶのです。

 

正常な人であれば食後に血糖値が上昇してもしだいに下がっていくのですが、糖尿病の人はこの血糖値が下がらずに慢性的に高くなってしまった状態の病気で、空腹時血糖が126mg/dl以上の方は高確率で糖尿病だと言えますし、血糖値が110mg/dl以上126mg/dl未満の方は境界型の糖尿病予備群と呼ばれ、糖尿病ではないかもしれないのですが、生活習慣を改善する必要がある要注意信号なのです。

 

健康診断で血液検査をし、血液中のブドウ糖がどれくらいあるのかを知る事で、その人の健康状態を把握しているのです。


hba1c(ヘモグロビンエーワンシー)が5.6%未満である必要も!

hba1c

 

血糖値の正常値は空腹時血糖が126mg/dlであると共に、hba1c(ヘモグロビンエーワンシー)と呼ばれる数値が5.6%未満である必要もあります。

 

高血糖だと診断されないためには、この数値のどちらかでも正常値を超えているとダメで、“両方とも”正常値である必要があります。

 

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は過去2か月間の血糖値の平均を示しています。

 

ですから血糖値が測定する時間帯によって数値が上下するのと異なり、HbA1cはより正確にその人の血糖状態を教えてくれるのに役立つのです。

 

HbA1cが6.5%以上だと糖尿病である事がかなり高確率で疑われ、4.3%から6.0%が正常値です。

 

6.0%〜6.4%の間でも油断はできず、糖尿病の疑いが捨てきれない高血糖状態にあると言えるでしょう。


血糖値が高いけど、何の症状もないので大丈夫では?

血糖値やヘモグロビンエーワンシーの値が高いという診断結果が出たけど、「これといった自覚症状もないので大丈夫なのでは?」と考えてしまう方も結構います。

 

ですが、血糖値が高くても何の症状も出ない事が多く、かなり血糖状態が悪化してしまってから症状が出始めるのです。

 

糖尿病がサイレントキラー(沈黙の殺し屋)と言われる理由はここにあり、自覚症状がなく気が付かないうちに全身がじわじわ侵されていくのです。

 

サイレントキラー

 

高血糖状態が長引けば長引くほど、神経障害、腎機能低下、失明、脳梗塞など、恐ろしい糖尿病の合併症を引き起こすリスクも高まっていくのです。

 

あまり認識されていないのですが糖尿病はこれらの死に直結する恐ろしい病気を引き起こします。「たかが高血糖」だと余裕ぶっている場合ではないのです。

 

ですから血糖値がちょっと高めの状態を、糖尿病になってしまう前に健康な状態へと戻れるチャンスだと捉え、今すぐ食習慣と運動習慣の見直しを行わなければいけません。糖尿病は食事療法による血糖コントロールで防げます。

 

一度糖尿病だと診断されてしまうと完治する事は難しい病気ですので、そうなる前に発症前に対処する事が重要なのです。

 

詳しい方法は下記のページを参考にして下さい。

 

>>hba1c※私はこの方法で血糖値の基準値を下げました。

TOPへ